2023年 エムズICD(インランドコンテナデポ)中継ターミナルがオープンします。④

4.ICDを活用したコンテナラウンドユース(CRU)で環境問題にも貢献

 CRUとは、輸入の空コンテナを輸出用の空コンテナにリユースすることです。本来は輸入コンテナをデバンしたら空コンテナを港に返却し、輸出の場合は空コンテナを港からピックしてバンニングするのですが、空返却と空ピックの作業を削減し、空コンテナの輸送を削減します。リユースできれば空コンテナの輸送が削減されその分のCO2が大幅に削減されます。CO2削減だけでなく、労働時間も短縮になり、輸送が効率化されます。その結果、ドライバーの負担軽減や生産性の向上に繋がることができるため、2024年問題にも有効な手段だと考えています。

 ICDを活用することで、コンテナチェックや管理、他社間のマッチング、等々あらゆるオペレーションやハンドリングがデポ主導によりスムーズに解決します。実入りコンテナの保管や、その後のCRUで付加価値を付けることにより、あらゆる効果が期待できます。